×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

※同棲(どうせい)っつーの第4話のラスト周辺からのIFです


「あんぱん!」

 皆の注目が渚に集まる。
 ああ、これはこいつが頑張るときに口にする言葉だ。てか、まだあんぱんだったのか。
 ということは渚が2人に対して注意する? これは見ものだ。俺は黙って事の成り行きを見守る。
 そしてついに渚が口を開いた。

「2人とも……」




















「わたしも……朋也くんのことが好きです!」

 渚の爆弾発言。俺の周囲の景色が白黒反転しました。
 果たして最初に動き出すのは誰なんだろう。そして動き出したとき果たして俺は生き残れるのだろうか。
 ていうかこんなの、一体どうせいっつーの!!





















 同棲っつーの 〜漢なら突っ走ろうぜ編〜 裏4話




















「……どうやらまたライバルが増えてしまったようだな」
「……みたいね」

 初めに動き出したのは智代。続いて杏。
 つーかお前ら流石だよ。俺はむしろこのまま固まっていたい。っていうか動かさないでくれると嬉しいんだけど。

「しかし朋也……お前は一体何人の女性をかどわかしていたんだ?」
「それはあたしも気になるわね……ちょっと体に聞いてみようかしら?」
「それはいいな。口を割りそうに無いときは体に聞くのが一番だ。今回に限り手を貸そうではないか」

 ヤバイ。っつーか激ヤバイ。一昔前っぽく言うとマジヤバっ!?
 ってかこんな時ばっかり意気投合しないで下さいそこのお2人。
 あぁ、岡崎朋也の命、風前の灯火……これで現世ともお別れなのか……

「あ、あのっ!!」

 俺が途方に暮れながらまだ見ぬ霊界を夢見ていると、突然渚が言葉を発した。
 あぁ渚。今の俺の希望はお前だけだ。この状況を打破してくれるならこの状況を作り出したのが渚だって事は大人しくスルーしようじゃないか、スルー。

「朋也くんにそんなことしたら駄目ですっ!」

 そうだ、いい事いってくれるじゃないか、渚っ!おにーさんは嬉しいぞっ!
 いや、ほんとはお前の方が年上なんだけど。

「朋也くんは正直だからちゃんと聞けばちゃんと答えてくれるはずですっ!!」

 渚ちゃんの爆弾発言コーナーPart2。
 あれ、もしかしてこれって逃げ場がなくなっちゃったって奴ですか、神様。
 っていうか渚を信じた俺が馬鹿だった。コイツはあほあほファミリーの一族だったのをすっかり忘れてたよママン!!

「…まぁ、私も力に訴えるのはあまり好ましくは無いからな。正直に話してくれるならそれで構わない」
「アタシも大体おんなじかな。流石にここまで来たら話してくれるだろうし♪」
「えっと……朋也くんごめんなさい。どうしても気になります……っ」

 あぁ、普段ならとても可愛いと言える3人なのに、今はどうしてだろう。3匹の悪魔がいるように見えるよ、ジィさん……。
 春原、ごめんな。俺はもう駄目みたいだ……先に地獄で待ってるぜ……。

「さぁ、朋也」
「大人しく洗いざらい話してもらいましょうか?」
「朋也くん……」
「え、えっと、その……」




「ちょっとまったぁぁぁぁぁっ!!」





 大袈裟でも何でも無く、命の最期を感じたまさにその時、救世主の声がした。
 恐らくオッサンだ。つーかあの人は腰痛めなおしたんじゃなかったのか。いや、この際そんな事はどうでもいい。助けてくれるなら何でもありだ!

「小僧っ!てめぇっ、家の娘だけじゃ飽き足らず他に2人も手篭めにしてやがったのかっ!!」

 オッサンに期待した俺が馬鹿でした。

「しかもその2人とは同棲だとっ!?」

 マテ、誰から聞いたあんた。

「許せねぇ……渚っ!もうこんな奴の事はほうっておけ!」
「それは嫌ですっ!」
「マジかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?ちくしょおおおおおおおおお!!!!!!」

 娘のあまりの反応のよさにショックを受けたのかそのまま走り去ってしまうオッサン。
 つーか腰は平気なのか?相変わらず無茶苦茶だな、おい……

 (ぐぎっ!)「ぎゃあああああああああ・・・・・・・・」

 あ、なんか向こうからオッサンの悲鳴が聞こえた。
 なんつーか本気でアホな一家だな此処…(汗

 どたどたどた……
 と、いきなり早苗さんが店の方まで戻ってきた。何かあったんだろうか?

「秋生さんはあぁ言ってますけど、私は渚の好きにしたらいいと思いますよ。尤も、朋也さんが既にどちらかを本命に決めてたりするなら別ですけど」
「え、ちょ、早苗さんっ!?」

 早苗さんはにっこりと笑いながらそれだけ言うとまたどたどたと奥の方へ戻っていった。

「……………」
「……………」
「……………」
「……三人とも……何故黙る(汗」

 恐る恐る振り返ってみると今しがた見事な結束を見せていた三人がまたも示し合わせたかのように押し黙っていた。
 つーか内容は想像に難くないだけに聞きたくない。

「ね、ねぇ、朋也?」

 雰囲気に耐えられなくなったのか杏が口を開く。
 心なしかその表情はどこか照れたような、それでいて苦笑いのような微妙な表情だ。
 普段なら可愛く思えてしまって抱きしめたくなるところだが今は勘弁して欲しい(泣

「あん?」
「その……さ、あたしと智代、どっちかに決めてるって……ほんと?」
「はぁ!?」

 ちょっとマテ、一体何処からそんな展開になったよ。

「…それは私も聞きたい。朋也は一体どっちを選んでくれたんだ?」

 智代、やっぱりお前も同じ理由で押し黙ってたのか? ってことは・・・・・・

「・・・やっぱり私みたいな可愛くない子の出る幕じゃなかったみたいです・・・」

 あぁやっぱり。っつーかなんだこいつらのこの連係プレイ。サッカーイタリア代表もびっくりなくらい息合ってんじゃねーか?

「あー……とりあえずだな、渚?自分を卑下するのはやめとけ。んでもって俺は別にどっちがどうとか選んじゃいないし選ぶつ……」

「てことはまだ私が勝つ可能性もあるのねっ!?」
「まだコイツがえらばれたわけではないのだなっ!?」


 ……しまった。つーかもう少し考えて発言しようぜ俺(泣

「でも私よりも杏さんとか智代さんの方がよっぽど可愛いですし……押しだって……」

 しかも渚に至ってはゴーイングマイワールドですか。もうお兄さん逃げ出したくなってきたぞ?
 っつーか、すまん、お前ら。流石に限界。

「あっ、美佐枝さんが誰か男と歩いてるっ!?」
「「「えぇっ!?」」」
「いまだっ!」

 全力ダッシュ。とりあえず方向とか目的地なんか関係なく。
 後ろから何やら怒鳴ってる声が聞こえてきた気がするけれどもうきにしてられない。マジで。
 っつーかさ、本気でこんな状況って・・・どうせいっつーの!?


















































ガチャ

「……ただいま……」

 恐る恐る部屋のドアを開ける。
 そこには、予想通りというかなんというかおこり顔の杏と智代が待っていた。
 まぁ、あれから真夜中まで逃げ続けた挙句に午前様っつーか翌朝帰りなのだから仕方ないのかもしれないけど。

「おかえり、朋也。ずいぶんと心配したぞ」
「あーもう、帰ってこないならせめてそれくらい留守電にいれてよねー、夕飯無駄にしちゃいかけたじゃない」
「……すいません」

 なんか怒られてる理由が一部違う気もするけどもうこの際どうでもいい。平謝りしとくのが最善だ。
 つーかこの2人相手だとどう考えても分が悪すぎるし。

「あ、朋也くんおかえりなさい」
「ほんとスイマセンでした」<土下座
「えっと……今日から私もここで一緒に住みたいんですけど……いいですか?」
「もうなんでもいいですハイ。命だけは助けてくださ……へ?」

 思わず顔をあげる。そこには何故か渚の姿があった。
 っつーかひょっとして……渚本気で同棲するつもりで来たのか……?

「よかったですっ!」

 手放しで喜ぶ渚。その年に似合わない笑顔がすげぇ可愛い。
 ってそうじゃなくて!

「いや、でも寝る場所とかどうすんだ?もうスペースないだろ?」
「はぁ?そんなの決まってるじゃない」

 思わず口を突いて出た疑問に杏が呆れ顔で答える。

「あんたは台所で寝るのよ」
「……マジッすか?」
「他に空いてないからしょうがないでしょ?まぁアタシと一緒に寝たいっていうならやぶさかじゃないけ」
「黙れ淫乱女。そのような事を許すはずがなかろう」
「そうですっ、私だって朋也くんと一緒のお布団で寝たいで……あっ」

 ……えーと、なんかいつもの混乱に乗じてとんでもない発言が出た気がしたんですけど。

「誰が淫乱よっ!? …と、とにかくそういうわけだから、あんた台所ね」
「……あの、一応聞きたいんですけど拒否権というものは?」
「無いわ」
「……えっと、ごめんなさい」
「しかし流石に台所というのは可哀想だろう。仮にも朋也の家なのだから」

 お、珍しく智代が味方してくれそうじゃないか!

「だから、その……よければ私と一緒の布団d「黙りなさい淫乱」」
「誰が淫乱だっ!」
「あーもーわかったから喧嘩すんなー!!俺が台所で寝ればいーんだろうが!」

 一応ここ俺の家なんだけどな?(泣
 っつーかアパートの許容量超えての生活ですか、これからは。
 本気でこんなんどうせいっつーの!?



後書き
うぃ、同棲っつーの本編とは全く別筋でいきます。
マジで全員と同棲が目標。でもどーなるんだコレ?(汗
皆さんの反応お待ちしてます。ちなみに秋生の壊れっぷりはわざとです(ぉ
一言感想とかどうぞ。感想はすごく励みになりますので執筆する気が出てきます