『プルルル、プルルガチャ』

「はい、古河です…あぁ朋也さんですか」

電話の主は朋也さん

我が娘の夫であり私の義理息子

「相談ですか…はい、いいですよ

どうせお客さんいませんからお店まで来て下さい」

電話が切れる

どうやら渚と汐ちゃんについての相談のようです

ちょうど秋生さんも留守にしていますし…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相談だけで終わらせてたまるか!

えぇ、少なくても相談以上のことをしようではありませんか!

あぁでも性的な相談だったらどうしましょう!

例えば不能…げふっげふっ

いえ、朋也さんに限って不能なんてありえないですね♪

でも汐ちゃんもあの歳で落ち着きを持ち始めているのだからそろそろ二人目ができてもいいはずなのに…

じゃあやっぱり不能!?

まぁ、いざとなったらバイ○グラでなんとでもなるでしょう

っていうか相談なんてもうどうでもいいです!

あぁ、まずどこから味あわせてもらいましょうか…

いきなり下を………駄目!焦っては負けよ早苗!

まずは前戯からで…こうじっくりじっくりと…

ぶはっ←鼻血

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「早苗さん!」

「はっ!」

「大丈夫ですか?

来たら倒れていたからびっくりしましたよ…」

「あ…あぁ朋也さん…いつから…」

「10分くらい前からいますよ」

「え…えっと私は…あぁ、そうでした」

何をやっていたのか思い出す

「何かやっていたんですか?」

妄想です

なんて言えるわけありません!

「いえ、ちょっとコタツにのぼせちゃったみたいです…」

「気をつけてくださいよ…いつまでも若いわけじゃないんですから」

ぐさっ

「そそそそ…そうですね…」

わざとですか?

凄いきつい攻撃をもらいました

Sの気でもあるんですか?

じゃあ、私が受けになるんですね!?

「それで、相談の内容なんですが…って、聞いてますか?」

「へ?」

「へ?じゃなくて聞いてくださいよ」

「あ…あぁそうでした…どうぞ」

「はい、相談の内容なんですが…」

そういえば朋也さんは相談に来たんでしたね

すっかり忘れてました…てへ♪

てへ…こんなこと言っているから若くないなんて言われるんでしょうか…

「最近、渚が俺を見る目が危険な気がするんです」

「え…あ…それは大変ですね…」

危ない危ない

危うく重要な部分を聞き忘れるところでした

「その原因が汐にあるみたいなんですよ」

「あらら…渚vs汐ちゃん発足ですか?」

「まぁそんな感じです」

「それは困りましたねぇ…」

「はい、それで早苗さんなら良いアドバイスを頂けれるんではないかと思いまして」

「そうですね…とりあえず流れに身を任せてみてはどうですか?」

「つまり何もしない…と?」

「はい」

その方がおもしろそうですし

「…楽しんでませんか?」

「いえいえ、まさか」

意外に鋭いですね朋也さん

「そんなもんでいいんですかねぇ…」

「そんなもんでいいんですよ」

「そうですか…ありがとうございます、じゃあ長居は邪魔でしょうから」

「待ってください!」

まだ何も…っていうかナニをやっていないのに帰しませんよ!

「な…なんですか?」

珍しく私が大声出したものだから動揺していますね

ですからここはできるだけ優しい口調で…

「せっかくですからお茶くらい付き合ってくださいよ」

「お茶…ですか?」

「はい、今淹れますので」

「じゃあお言葉に甘えて」

コタツに座りなおす朋也さん

甘いですね

今日の私は壊れてますよ!←自覚症状アリ

「はい、どうぞ」

痺れ薬入りです

いや、睡眠薬だったような…

まぁどっちでもいいです

「いただきます…」

何も疑わずにお茶を口に運ぶ

作戦成功です

「おいしいですね」

「そうでしょう」

これからもっとおいしい状況に巡り会えますよ

「ふぅ…うぅん…」

「どうしました?」

「いや、少し眠気が…」

「あらあら…では少し休んでください」

「いえ、眠らないうちに帰ろうと思います…」

コタツから出て立ち上がる

「うぅ…うぁ」

ふらっと体が揺れる

「危ないですよ…こんなふらふらな人を外に出せません」

体を支えながら言う

「じゃあ少しだけ眠らせていた…だき…ま…す…」

寝た

「朋也さ〜ん」

顔の前で手をパタパタやる

「…すぅ」

反応なし

完璧寝ています

「ふふ…ガードが甘いですよ…ん…んぐ」

とりあえず唇を奪わせていただきます

「ぷはぁ…」

しかしこう見ると無邪気に寝ていますね…

少し罪悪感が…

いや、でもここでやらないと…

「すぅ…すぅ…」

駄目です…

私にはできません!

こんな純粋な人を汚すことなんて誰にできるのでしょうか!

渚は幸せ者ですね

「すぅ…すぅ…」

なんとなく膝枕してあげちゃいます

「あら…」

少し耳が汚れていますね

「これくらいならしてもいいですよね」

耳掃除

膝枕しながら娘の夫を耳掃除する

これはこれで甘いシュチュエーションです…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ…あれ」

「目が覚めましたか?」

「え…あっ…そっか寝たんですね俺」

「はい、気持ち良さそうに…ついでに耳掃除もさせて頂きました」

「あ、それはありがとうございます」

「いえいえ、私でよければまたいつでも」

「はい…えっと何時だ…ぶっ」

時刻夜7:00

なんでこんな時間に秋生さんがいないのかはわかりませんが興味もありません

たぶん暗いのに子供達と野球でもやっているんでしょう

「あああああ、渚に怒られる!?」

「あらあら、では急いで帰らなくちゃいけませんね」

「はい、今日はありがとうございました!」

「お気をつけて」

チャンスはまたいつでもありますので今日は見逃しますよ♪