「TOMOYOいずむっ!」                by鍵犬








『ローマは一日にして成らず』

何事も努力なくして一朝一夕では達成できないという意味だ。

実にいい言葉だと思う。

これが私、坂上智代の数年来のポリシーだった。

確かに、荒れていた時代もあった。しかし、私は更生し高校に進学してからそれまで自分の
犯した罪を清算するために、一人でがむしゃらに努力してきた。それが認められ生徒会長に
当選した時は涙が出るほど嬉しかった。

他人からの信頼も厚く、学校の成績も良好、料理も得意でとっても女の子らしい。あと、
自分で言うのもなんだが結構容姿にも自信が有る。

うん、正に完璧だ。




・・・すまない、それは言いすぎだった。

だが少なくとも常に完璧でありたいと思っていることは事実だ。

だから、それに近づくためなら私は、どんな努力や労力も惜しまないのだ。








放課後、私は一人で廊下を歩いていた。生徒会の仕事も一段落して明日から少しは
暇ができそうだった。

何気なく窓の外へ目をやる。遠くの山々が鮮やかにに色づき始め、秋も大分深まって
いた。

そのままぼんやりと運動部が校庭で練習をしている様子を眺めていると、不意に背後
から肩を叩かれた。

振り返るとそこには見知った顔があった。

「よお、智代」

岡崎朋也。今年の四月に知り合った一つ年上の学校の問題児だ。

岡崎には色々と生徒会長に立候補するときに手助けをしてもらった。生徒会に入って
からは滅多に会うことは無くなったが、時々廊下で私のことを見つけると気軽に声を掛
けてくれる。言ってみれば、気安い男友達のようなものだ。

しかし、なぜか私はこいつの顔を見ると、いつも胸が苦しくなる。そして、同時に嬉しくも
なる。自分でもよく分からない感情だ。クラスメートの言うところによると、それは恋と言
うらしい。

「やあ、岡崎。私に何かようか?」

二週間ぶりに会ったせいか、ついつい口の端に笑みが漏れてしまう。

いかんいかん何を私は浮かれているのだろう・・・

「あのさ、今度の土曜日暇か?」

その言葉を聞いた瞬間、鼓膜の近くで心臓の音が聞こえた気がした。

「あ、ああ。生徒会の仕事も一段落ついたしな。多分暇だと思うぞ」

必死に平静を装いそう答える。その後、少し迷ったようなそぶりを見せる岡崎。

・・・一体なぜ岡崎は、私の予定を聞いたんだろう?

色々と想像を巡らしてみる。すると頭の中に突然一つの考えが浮上した。

もしかして、私をデートに誘おうというのか? まあ、岡崎がそう言うなら付き合ってやら
ないことも無いが・・・

やっぱり、最初のデートは映画館が妥当かな。夕食はちょっとお洒落なレストランがいい。
そしてデートの最後に夜の公園で・・・・だっ、だめだ! 学生の分際でそんな破廉恥な
行為は早すぎるっ!!

「・・・おーい、智代大丈夫か〜?」

岡崎が何か言いながら不思議そうに私の顔を覗き込んでいた。顔と顔の距離がすごく
近い。

まさか、公園まで待ちきれずここでなのかっ!!!

ここで、いきなりしてしまうのかっ!!!

自分で自分の頬がすごい勢いで火照ってくるのが分かる。

「お前本当に大丈夫か? 顔が真っ赤だぞ。熱でもあるんじゃないのか?」

はっ!! 私としたことがついつい妄想が膨らんでしまった・・・

現実に戻ってみると、今度は恥ずかしさで頬が火照ってしまった。

「いや、大丈夫だ。気にするな」

「ならいいんだが・・・・」

しかし妄想なんて、一体私はどうしてしまったんだ・・・、ここ数日の激務で疲れているの
だろうか。

「・・・そんで、さっきの話いいかな?」

全然話を聞いていなかったが、語尾が上がったので取り合えず頷いておく。

今の私の頭の中は岡崎が一体何を言っていたのか気になる気持ちが半分、今度の
土曜日の期待が半分だった。

「じゃ、俺帰るからな」

「う、うん。土曜日楽しみにしてるぞ」

「おう、放課後に商店街のカラオケボックスな。待ってるぞ」

軽く片手を上げて遠ざかる岡崎の後姿を、しばし立ち尽くして見送った。

そうかそうか、今度の土曜日はカラオケデートか。

それも悪くないな・・・・

「え? カラオケ!?」








私は自分の部屋のベットで、ぼんやりと天井を見つめながら仰向けに寝転がっていた。

先ほどとは一転して気分は深く沈んでいた。大きなため息をつく。これで何度目のため息
なのか私にも分からなかった。

「よりによって、カラオケなんて・・・。はぁー、最悪だ・・・」

何を隠そう私は音痴だった。

それも、クラスの友人の認定書付の音痴だった。

以前、クラスの友人とカラオケに行ったことがある。カラオケなんて初めてだったから
言われるままにCMとかでよく耳にする流行のJ-POPを歌った。

歌ってる最中は非常に気持ちよかったのは覚えている。

だが歌い終わった後に友人に「どうだった?」と尋ねると、気の毒そうな顔をして、
「彼氏の前とかで歌わないほうがいいよ」と言われた。

その時は笑っていたが、内心はすごくショックだった。はっきりいってその後、一週間ほど
ずっと落ち込んでいた。

「あ、あー、あー」

試しに声を出してみる。最近の曲なんてあまり知らないから、ベットから立ち上がり高校
の音楽の教科書を本棚から取り出し、パラパラとページを繰って適当な曲を選ぶ。

取りあえず、歌ってみよう・・・

隣の部屋に弟の鷹文もいるので、なるべく声量を控えめに歌ってみる。

「〜〜〜〜〜〜♪」

なんだ、自分で聞いた限りじゃ、それほどおかしくも無いじゃないか。

・・・・いや、しかし万が一それが私の思い込みだったとしたら。

クラスの友人にならまだしも、岡崎にだけは自分の欠点を見られたくは無かった。

もう一度同じ曲を歌ってみる。

「〜〜〜〜〜〜♪」

しかしやっぱり、おかしいところは無いように思える。

自分の歌声を客観的に聴いて見なければなんとも言えないな・・・








私はCDコンポと対峙していた。それは鷹文から借りてきたもので、CDコンポのくせに
テープに録音する機能のついた優れものだった。

大きくニ、三度深呼吸をする。

「いざ、勝負っ!!」

気合を入れ直し、録音と書かれた赤いボタンを押す。静かにアナログのテープが回り出した。

「〜〜〜〜〜〜♪」

カチャ

これで、録音は出来た。今回も先ほどと同様、特におかしいとは思わない。

恐る恐る、テープを巻き戻し再生ボタンを押す。

BGMも無いのでいきなり自分の歌声がア・カペラで流れてきた。

私は数十秒聞いた後、思わず停止ボタンを押してしまった。

「・・・・・・・・・・」

淡い期待を抱いたものの、やっぱり音痴は音痴だった。突きつけられた過酷な現実に、
しばし愕然とうなだれる。

第一、私ってこんなに声が低かったのか、もう少し高いと思っていたのに・・・

時計に目をやるとすでに十一時を回っていた。

まずい、土曜日までもう日にちが無いっていうのに・・・。もし、もしも岡崎に笑われ
たら私はショックで当分立ち直れないと思う・・・

それどころか、学校で岡崎とまともに顔を合せることができなくなるかもしれない。

「もう止めだ、止めだ」

気がついたら私は思わず、音楽の教科書をベットの上に放り投げていた。

いっそのこと、生徒会で急用が出来たと言って断ろうか・・・

そう考えると、段々と瞼が重たくなってきた。何か土曜日に岡崎とデートに行くことが
疎ましいような気分になってきた。

そんな時私の脳裏によぎった言葉・・・


『ローマは一日にして成らず』


私はハッとして頭を大きく横に振った。

だめだ、だめだ。何を弱気になっているのだ坂上智代! 今までだって何でも一人で
乗り越えてきたはずだ。もう悪魔の囁きに負けるような、昔の弱い私じゃないんだぞ!!

歌えないんだったら歌えるようになるまで、人一倍の努力をすればいいじゃないか!!

投げた勢いで折れ曲がってしまった、音楽の教科書を拾い上げる。

頭の中には以前見たことの有るTV番組が浮かんでいた。それは、音痴な奥様を
人前で歌えるように大改造するという趣旨の番組だった。

確かその番組では・・・・

「よしっ、やるか」

やると決めた私に、迷いは無かった。








トントントン


「ねぇちゃん、さっきからうるさいんだけど何してるの? 入るよ」

私の返事を待たずに、鷹文の手によってゆっくりとドアが開かれる。

視界が暗く狭いせいで鷹文の姿を確認することはできない。

「ああ、すまない。ちょっと歌の練習をしてたんだ」

「えっ、ねえちゃん歌を歌うの!? 止めたほうがいいんじゃない・・・」

「鷹文は私の歌を聴いたことがあるのか?」

声がよく反響していい感じだ。

「時々お風呂で気持ちよさそうに歌ってるよね」

ただ、ちょっと動きずらいのが難点だな・・・

「・・・・・ところでねえちゃん、さっきから何被ってるの?」

「何って、見ての通りバケツだ」

そのテレビではバケツを被って歌うことによって、声が反響して音程が取り易くなると
言っていた。

「どうでも、いいけどそれトイレ掃除用のバケツだよ。ほら、バケツの縁に緑の線が・・・」

「なにぃっ! それを早く言え!!」

こうして坂上家の夜は更けてゆく。








・・・ついにこの日がやって来た。

私は一足早く商店街のカラオケボックスの前で岡崎を待っていた。

ふと、今までの過酷なトレーニングが走馬灯のように頭に浮かんで来た。

今日までやれるだけのことはやった。バケツもいやというほど被ったし、割り箸を使っ
て口を開くトレーニングも積んだ、さらに早朝の公園での声出しにより羞恥も消えた。

そして何よりあれだけ頑張ったという自信があった。もし神様がいたとしても、これだけ
頑張った私を見捨てたりはしないだろう。

さあ、岡崎よ来るなら来い!!

何だかある意味高校入試よりも緊張してきた・・・

「おーい、智代ー!!」

遠くから聞こえた岡崎の声を待ち詫びていたように振り返った。

手を振りながら近づいてきたのは、岡崎と一匹のヘタレ・・・・

「って、なんでお前が岡崎にくっ付いているのだ春原!」

思わず大きな声を出していた。

春原がそんな私を呆然と見つめた後、岡崎の方にまるで助けを求めるような視線を
向けた。

「ねぇ、岡崎君。まさか、君が誘った女の子って坂上さん・・・?」

「そうだ」

はっきりと言い切る岡崎に、春原は愕然とした表情で肩を落とした。

私だって春原と一緒なんて正直嫌だった。

「どういうことだ岡崎? 私は春原が来るなんて全然聞いてなかったぞ」

「えっ? 俺ちゃんとお前を誘う時に言ったよな」

心外な質問をされたような顔をして岡崎が答えた。

何て事だ・・・、私が妄想していた間の空白がこんな展開だったとは・・・

それじゃあ別にデートに誘われていたわけでもないんだな・・・

いや、でも待てよ。上手く春原を巻けば岡崎と二人っきりになれるかもしれない。

仮に上手く巻けなかったとしても、いざとなったら大気圏外に蹴り飛ばすという手段
もある。

「なんか、今あんた恐ろしい想像してるでしょっ!!」

「いや、気のせいだ」

「そうですかねぇ!!」

ともかくこれで、今日という日が無駄にならないで済みそうだった。私はホッと胸を
撫で下ろした。

「あっ、ちなみに古河も、もうすぐ来るからな」

「・・・・・・・・」

神様、私はショックでもう声が出ないかもしれないです・・・

もはや喉の奥からは乾いた笑い声しか出てこなかった。








五分後に古河が合流して、カラオケボックスの一室には岡崎だけではなく古河とヘタレ
がいるという私の期待を全く裏切るメンバーが揃った。

だが、こうなってしまった以上腐っていても仕方が無い。

せめて、練習の成果だけでも披露しよう・・・

「はいっ、はいっ!! 春原陽平ボンバヘッ歌いますっ!!」

春原がいち早くマイクを持ち立ち上がる。古河はにこにこしながら拍手を送っていた。

大きく息を吸い込む春原。


「ボンバヘッ!!!」


ぐあっ・・・

部屋が揺れたような気がした。春原は歌は下手ではないのだが声がとにかくでかい。
聞いているとなんだか、頭がくらくらしてくる。

他の二人も耳を塞いでいた。

「お前、すごいカロリー消費量な」

歌い終わって満足げな春原に対し、岡崎が呆れたように言った。

「ボンバヘッは日本人の魂さ!」

そんなものだろうか・・・

ただでかい声はボソボソとしている声と比べると、聴いていてずっと清々しいものだ。

別に春原が清々しいと言っているわけでは断固としてない。

続いて、なにか懐かしいメロディーが流れてくる。先ほどとは打って変わってかなり
素朴な曲だ。

「はいっ、だんご大家族歌いますっ!」

古河の歌は拙いながらも一生懸命歌っている姿に好感が持てた。

まあ、選曲はともかく二人は何だかんだと歌えている。

古河が歌っている最中、岡崎が私に耳打ちをしてきた。

「次、智代歌えよ」

「・・・いや、私は後でいい。先に岡崎が歌っていいぞ」

「なんだ、ずいぶんと勿体つけるな。やっぱり、お前歌上手そうだもんな」

いや違うんだ・・・

私はまだ心の準備が・・・

なんとなくハードルが上がってしまったような気がする。

古河が終わり、岡崎が歌いはじめる。

「うわっ、岡崎さん上手ですっ!」

力強い声。だが、決して春原のようにうるさくはない。高音になるとかすれたように
ハスキーになるのもまた良かった。聞いたことの無い曲だったが前の二人に比べ
れば、かなり上手いということが十分に伝わってきた。

まずいっ、カラオケに誘うくらいだから下手ではないと思っていたが、これは想像
以上だ。

もし、ここで下手に歌ってしまったら岡崎の私に対するイメージが完全に崩れてし
まうじゃないか。

こんなことなら、岡崎よりも先に歌っておけばよかった・・・

そんな、後悔の念が頭の中を渦巻く。

いやいや。私だってあれだけ練習したんだ。きっと上手く歌えるはずだ。落ち着け、
落ち着くんだ坂上智代!!

「おしっ、次は智代だ。何を歌うんだ?」

いつの間にか歌い終えた岡崎がリモコンを差し出していた。

黙って受け取り、番号を入力する。そして、送信。

「坂上さんの歌楽しみですっ!」

部屋の隅に付いた二つのスピーカーからイントロが流れ出した。

「おっ、これ確かCMのやつだよな」

「私この曲知ってます」

「智代ちゃんって、こういう最近の曲も知ってるんだね」

本来ならば、馴れ馴れしく「智代ちゃん」と言った春原を蹴り飛ばしているところだが、
今はそんな余裕は無い。

一心に集まる期待の眼差しに、マイクを持つ手に汗が滲む。

家で練習しながら考えた末、私は以前クラスの友人とカラオケに行ったときに歌った
この曲をリベンジをすることに決めていた。

大丈夫、きっと上手く歌える。少なくとも音程は完璧なはずだ。

自分自身に何度もそう言い聞かせる。

少し長めのイントロが終わりついに歌に入る。

「〜〜〜〜〜〜〜!?」

やばいっ、いきなり音を外してしまったぞ。

私が歌い始めたとたん、全員があれっというような表情に代わった。

くそっ、音楽が入ると上手く音程が取れない。

よく考えてみれば、練習は全て音楽なしで行ってきた。ア・カペラならば音程は
しっかりと取れるはずなのに、音楽が入るだけで頭が混乱してきてしまう。

さらには、マイクが音程の外れる自分の声を逐一スピーカーが伝えてくるので、尚更
訳が分からなくなってくる。

岡崎が唖然とした顔で私を見る。

止めてくれ岡崎。そんな顔をしないでくれ・・・

自分が今まで築き上げていた何かが、音を立てて崩れていくように感じた。

このままでは、泣いてしまいそうだった。

もう途中で曲を止めようかと思ったとき、突然別の声が私の声に重なった。

その声に優しく包み込まれるように、滅茶苦茶だった音程が正しく軌道修正されてゆく。

「岡崎・・・」

マイクを外して私は思わず呟いてしまった。

岡崎はマイクを握って歌いながら、私に向かって笑顔で親指を立てた。

私は少々呆気に取られて歌を再開する。

さっきまでとは全然違う。まるで岡崎が私の手を取りエスコートしてくれているようだ。

歌っていてこんなに気持ちがいいと思ったことは初めてだった。

気がつくと、古河と春原もマイクなしの大声で熱唱していた。

カラオケの一室はしばし私達四人の大合唱が響き渡った。








太陽が沈みかけた道を四つの影が並んで歩いていた。

「坂上さん一日であんなに歌が上手くなるなんてすごいですっ!」

「そ、そうかな」

私は照れたように俯く。

「お前、もともと声質はいいんだから、もっと思いきって歌えばすぐ上達すると思うぞ」

続けて、岡崎がそう言う。

あの後カラオケは急きょ、私の歌の練習会になった。一人で練習しているだけでは
分からなかったことを色々指摘されすごく勉強になった。

そして何よりも、皆が私のために協力してくれていることがとても心強く、そして嬉し
かった。

「・・・なあ、もし良かったら今度また、私のカラオケの練習に付き合ってくれないか?」

「はい、もちろんです。岡崎さんも、いいですよねっ!」

「俺は全然構わないぞ」

古河の問いかけに岡崎も頷く。

「僕も全然・・・」

「ありがとう。今日は楽しかったぞ」

「僕は無視っすか!!」

こうやっていると、歌う前にあんなに心配していた自分が馬鹿みたいだと思って、ついつい
一人で自嘲の笑みを漏らしてしまう。

そして三人と別れた後、夕焼け色に染まる景色の中、帰路の第一歩を私は力強く踏み
出していた。






『ローマは一日にして成らず』

何事も努力なくして一朝一夕では達成できないという意味だ。

実にいい言葉だと思う。

だが、私は今まで大きな勘違いをしていたようだ。

ローマ帝国はたった一人の人間の手によって築かれたものではないということ。

それは何千何万という人々が力を合わせて、築き上げたものなのだ。

そんな当たり前のようなことが、私にとってはとても大切なことだった。




ありがとな。今日は本当に感謝してるぞ・・・








-END-









あとがき



どうも〜、振り返ればあなたの後に鍵犬でございますw

今回は日頃お世話になっている管理人様のページの5万HIT記念
ということで、初の智代SSをお贈りいたしました。

まず、智代ファンの皆さまに勝手に智代を音痴にしてしまったことを
お詫び申し上げます。

このSSは何度も推敲を繰り返したのですが、推敲するたびに訳が
分からなくなってくる始末です(汗

徐々にスキルアップをしていきたいと思いますので、見捨てずに
よろしくお願いいたします。

それでは、失礼いたしました〜。